アルバータ州のダニエル・スミス首相は、秋の住民投票の投票用紙に、同州のカナダからの分離に関する設問を追加するよう要求することを発表した。
この動きは、州政府と連邦政府の間の緊張が大幅に激化したことを示している。分離に関する投票が実施されれば、西カナダの政治情勢における歴史的な転換点となる。
スミス首相は5月22日夜のテレビ演説でこの発表を行った [1]。この要求は、5月21日に統合保守党(UCP)の特別委員会が設問の導入を勧告した投票結果を受けたものである [2]。
スミス首相によれば、住民投票への推進は、市民主導の請願と前述の委員会の勧告に応えたものであるという。彼女は、アルバータ州民にはカナダにおける自らの将来を決定する権利があるとした [3]。
「今こそ投票を行う時だ」とスミス首相は述べた [4]。
ただし、投票実現への道には法的なハードルがある。以前、分離投票を求めた市民主導の請願は裁判所によって棄却された。スミス首相は、プロセスを確実に前進させるため、政府としてこの判決を不服として控訴すると述べた [5]。
要求の現状に関する報告は分かれている。首相が要求を推し進めているとする情報がある一方で、州当局がすでに設問の追加を拒否したとする報道もある [6]。
スミス首相は、州と連邦政府の間に広がる溝を解消する唯一の方法は直接投票であると主張している。また、決定権はアルバータ州民にあるとした [3]。
“「今こそ投票を行う時だ」”
この展開は、アルバータ州の州指導部とカナダ連邦政府との間の思想的な分断が深まっていることを反映している。分離に関する設問を正式な投票に盛り込もうとすることで、UCPは草の根の不満を利用してオタワ(連邦政府)に圧力をかけている。しかし、元の請願に関する法的課題があることから、実際に設問が盛り込まれるかどうかは、政治的意志だけでなく、司法審査と憲法解釈に委ねられることになるだろう。





