オーストラリア当局は、西オーストラリア州南西部の野生の渡り鳥から、H5N1型鳥インフルエンザ株の疑いがある陽性反応が検出されたことを明らかにした [1]

今回の発見は、オーストラリア本土で同ウイルスが検出された可能性が初めて示されたことになる [1]。この事態により、同国の農業部門および野生動物個体群は、大量死や深刻な経済的損失のリスクにさらされている。

当該の鳥は、西オーストラリア州南西海岸のリモートエリアで発見された [1, 2]。ウイルスの存在を確認するため、ジーロングにあるCSIRO(オーストラリア連邦科学産業研究機構)の研究所で検査が実施された [1]。一部の報告では「可能性のある事例」とされており [1]、別の報告では「疑いのある事例」とされている [2]

ジュリー・コリンズ連邦農業大臣は、今回の発見について「深刻だが、予想外ではない」と述べた [3]。この検出は、渡り鳥個体群の健康状態を監視するために設計された定期的な監視活動の中で行われた [1, 2]。

当局は現在、地域の養鶏業界における潜在的な大惨事を防ぐため、感染拡大の範囲を調査している [2]。H5N1株は、鳥類における死亡率が高く、他種へ伝播する可能性があることで知られている。オーストラリアは歴史的に、この特定の株が侵入していない数少ない大陸の一つであったため、ウイルスの到来を受けて即座にバイオセキュリティ・プロトコルが発動された [4]

政府機関は連携し、沿岸部の他の野生鳥類個体群の監視を行っている。H5N1の発生に直面した他国で起きたような家畜の広範囲な殺処分を避けるため、ウイルスの封じ込めに重点が置かれている [1, 2]。

「深刻だが、予想外ではない」

野生鳥類からH5N1が検出されたことは、オーストラリアの地理的な隔離が、世界的な鳥インフルエンザ・パンデミックに対する完全な障壁ではなくなったことを示している。この変化により、国家経済と生物多様性を保護するため、予防的な監視から積極的な封じ込めおよび緩和戦略への移行が必要となる。