オーストラリアの新任駐米大使グレッグ・モリアティ氏は、トランプ政権による新たな関税提案に反対することを表明した。

この外交的姿勢は、同盟国である両国間の貿易緊張が激化する可能性を示唆している。今回の動きは、米国の新たな貿易障壁がオーストラリアの経済的利益を不安定にし、確立された商業的結びつきを乱しかねないという懸念を反映したものだ。

モリアティ氏は2026年6月13日、ワシントンD.C.で語った [1]。同氏は、トランプ政権の現在の関税計画は「極めて失望させるもの」であり、この政策に直接異議を唱える意向であるとした。

「私は、トランプ政権の極めて失望させる新たな関税提案に対し、強力に反撃するつもりだ」とモリアティ氏は述べた [1]

大使は、オーストラリア政府がこの戦いを単独で戦わない可能性についても言及した。提案された関税に対するより広範な反対戦線を構築するため、外交的な取り組みを民間部門にまで広げる可能性があるという。

「この戦いを支援してもらうため、オーストラリア企業を募るかもしれない」とモリアティ氏は述べた [1]

この戦略は、両市場で事業を展開する企業の影響力を利用して米国政府に働きかけるというものである。外交目標をビジネス上の利益と一致させることで、関税がもたらし得る相互的な経済的ダメージを実証し、両国のサプライチェーンや消費者価格に影響を及ぼす可能性があることを示す狙いがある。

米国とオーストラリアは強固な安全保障パートナーシップを維持しているが、現在の貿易政策を巡る不一致は、二国間関係における摩擦点を浮き彫りにしている。モリアティ氏のワシントン到着は、米国の貿易政策において保護主義が再燃する時期と重なっており、同大使は極めて重要な交渉の中心に立つことになる。

「私は、トランプ政権の極めて失望させる新たな関税提案に対し、強力に反撃するつもりだ」

外交的な戦いに民間企業を巻き込むという決定は、従来の政府間交渉だけではトランプ政権の姿勢を変えるのに不十分である可能性を示唆している。関税を企業の収益性と市場の安定に対する脅威として位置づけることで、オーストラリアは米国内のビジネスコミュニティから圧力をかけさせ、免除や政策の撤回を勝ち取ろうとしている。