マディヤ・プラデーシュ州のボージュシャラ複合施設において、裁判所が同地を女神サラスヴァティーの寺院であると認定したことを受け、ヒンドゥー教の信徒たちがプージャ(礼拝儀式)を執り行った。

この判決により、ダール地区にあるこの構造物の宗教的アイデンティティを巡る長年の紛争に決着がついた。今回の決定は、礼拝に関するこれまでの行政上の制限を事実上覆すものであり、インドの最高裁判所における重大な法的争いへの舞台を整えることとなった。

マディヤ・プラデーシュ州高等裁判所は2024年5月15日に判決を下した [1]。この決定を受けて、5月16日にプージャが行われた [2]。儀式にはヒンドゥー教の信徒に加え、地区コレクター(地方行政長官)および警察監督官が出席した。

今回の司法判断は、インド考古調査局(ASI)によって策定された2003年の取り決めを覆すものである [3]。当時の合意では、対立する宗教的主張の間の微妙なバランスを維持するため、同地でのヒンドゥー教の礼拝が制限されていた。しかし、裁判所の最近の判決は、この複合施設を明確に女神サラスヴァティーに捧げられた寺院であると特定した。

ヒンドゥー教徒が祈りを捧げ判決を祝う一方で、ムスリム・コミュニティは判決に異議を唱える意向を表明している。ムスリム側の代表者は、高等裁判所の認定に争うため、最高裁判所に提訴する計画であると述べた。

ボージュシャラ複合施設は数十年にわたり論争の種となってきた。共有または制限された空間から指定寺院への移行は、この記念物の法的地位における重要な転換を意味する。地元当局は、コミュニティが裁判所の命令に反応する中で状況が平和的に維持されるよう、最近の祈祷を監督した。

高等裁判所は、この構造物を女神サラスヴァティーの寺院であると認定した

高等裁判所の決定は、2003年に確立された「共有利用」という妥協案からの司法的な転換を意味する。同地を正式に寺院として指定することで、裁判所はこれまでの行政的な現状維持よりも、ヒンドゥー教起源という考古学的・歴史的主張を優先させた。これにより、同地のアイデンティティに関する最終的な法的定義を決定する最高裁判所での争いは避けられない見通しである。