Bitwise Asset Managementは、新たに立ち上げたHyperliquid現物ETFから得られる報酬を保持することで、HYPEトークンを自社のバランスシートに組み入れる計画だ [1]

この動きは、オンチェーン・デリバティブの成長を利用してHYPEの企業財務(コーポレート・トレジャリー)を構築するという、同社の戦略的転換を示している。運用報酬として発生する原資産を保有することで、Bitwiseは自社の企業利益をHyperliquidエコシステムの長期的なパフォーマンスと一致させることになる。

ニューヨーク証券取引所(NYSE)にティッカーシンボル「BHYP」で上場しているこの現物ETFにより、投資家はHyperliquidのオンチェーン・デリバティブ取引所に投資することが可能となる [2]。Bitwiseは110億ドルの顧客資産を運用している [3]。最近の提出書類によると、同ETFの運用報酬は0.67%に設定されている [4]

市場の反応は即座に現れた。HYPEファンドにはすでに560万ドルの資金流入を記録している [5]。また、HYPEトークンの価格は約20%上昇し、46ドルを突破した [6]

バランスシートへの蓄積に加え、このETFはトークン保有者にステーキング報酬を提供するように設計されている [2]。この構造により、ファンドはNYSE上の機関投資家および個人投資家向けの規制された投資手段を維持しつつ、利回りを獲得することができる。

Bitwiseは、この報酬保持戦略を通じて蓄積しようとしているHYPEの総量について、具体的なスケジュールは提示していない。同社は、現物仮想通貨ETF市場の進化に合わせ、デジタル資産製品のラインナップを拡大し続けている。

Bitwiseは、新たに立ち上げたHyperliquid現物ETFから得られる報酬を保持することで、HYPEトークンを自社のバランスシートに組み入れる

この戦略は、標準的な運用報酬を企業の投資手段へと変えるものである。報酬を現金ではなく原資産の形で受け取ることで、Bitwiseは実質的にHyperliquidエコシステムの持続的な成長に賭けていることになる。このアプローチにより、同社はトークン取得にかかる運用コストを削減でき、同時に資産価格の安定と普及を支援するという直接的な財務的インセンティブを得ることになる。