ブラジルの保健規制当局であるAnvisaは、今月、糖尿病治療薬「Mounjaro(ムンジャロ)」の偽造バッチを差し押さえ、あわせて他の医薬品のリコールを行った [1]。
これらの措置は、危険な医薬品やラベル表示に誤りのある医薬品をサプライチェーンから排除し、公衆衛生を保護することを目的としている。需要の高い治療薬を標的にした偽造医薬品の流通という、世界的な傾向が浮き彫りとなった。
Anvisaは、「意図的な偽造」と「物流上のミス」という2つの異なる問題に対処するため、今回の作戦を調整した。同庁は、2型糖尿病および体重管理に使用されるMounjaroの1つのバッチが偽造であると検知し、これを差し押さえた [1][2]。
偽造品の差し押さえに加え、Anvisaはコレステロール治療薬および副腎皮質ステロイド薬の特定ロットのリコールを命じた [1]。これらのリコールは、ラベルが貼られた箱の中に誤った薬剤が入っていたという「梱包の取り違え」が発覚したことで実施された [1]。
規制当局が偽造活動および梱包ミスを確認したのは、8月7日(水)である [1]。同庁は、これらの製品が患者に届かないようにし、あるいは直ちに薬局の棚から撤去されるよう取り組んでいると述べた [2]。
患者は、自身の医薬品のバッチを確認し、偽造やラベルミスが疑われる場合は医療提供者に相談することが推奨されている [1]。同庁は、ブラジル市場への偽造医薬品のさらなる流入を防ぐため、引き続き流通経路の監視を続けるとしている [2]。
“Anvisaは、偽造であると検知したMounjaroの1つのバッチを差し押さえた。”
偽造Mounjaroの差し押さえは、「ブロックバスター」と呼ばれる代謝性疾患治療薬に付随する高いリスクを反映している。これらの薬剤は需要が高く高価であるため、ブラックマーケットでの模倣品が急増する傾向にある。一方、梱包ミスによるコレステロール薬やステロイド薬のリコールは、製造または流通段階での品質管理の不備を示しており、患者にとって重大な投薬ミスにつながる可能性がある。





