欧州連合(EU)は、肉類およびその他の動物性製品の市場への輸出を許可する国々のリストからブラジルを除外した。

この制限はブラジルの主要な貿易の柱を脅かすものであり、Mercosur(メルコスール)とEUの協定が暫定的に発効した直後に発生した。この禁止措置のタイミングから、純粋に技術的な判断なのか、あるいは政治的要因に影響されたものなのかという疑問が浮上している。

ブラジル農村協会(SRB)は2026年5月7日 [2]、除外の背後にある理由について詳細な分析を求める声明を発表した。その後、EUは2026年5月12日 [1]に認定輸出先リストを公開し、ブラジルが承認グループから外れていることを認めた。

EUによれば、この決定は衛生要件に基づいている。具体的にEU側は、家畜における抗生物質の使用に関する規則を、除外の理由として挙げている [1]。この禁止措置は2026年9月に発効する予定だ [3]

今回の停止措置は、Mercosur-EU協定の暫定発効からわずか12日後に行われた [4]。貿易協定と輸入禁止の間のこの極めて短い期間が、両貿易パートナー間に緊張を生んでおり、南米市場の欧州圏への統合を複雑にする動きとなっている。

ブラジルの農業代表者らは現在、具体的にどの衛生基準を満たさなかったのかについて明確化を求めている。SRBは、9月の期限までに抗生物質に関する懸念にどう対処すべきかを判断するため、EUの調査結果の包括的な内訳を求めているとしている [2]

EUは衛生要件、特に家畜における抗生物質使用に関する規則をブラジル除外の理由として挙げた。

EUの厳格な衛生基準とブラジルの畜産慣行の衝突は、Mercosur-EU貿易協定に内在する摩擦を浮き彫りにしている。EU側は、この禁止措置が抗生物質耐性に関する公衆衛生上の措置であると主張しているが、そのタイミングは、衛生規制が競争力のあるブラジル産輸入品から欧州域内の農家を保護するための「非関税障壁」として利用され得ることを示唆している。