中央中等教育委員会(CBSE)のデジタル採点システムにおいて大規模な結果の不整合が発生し、国家的な教育危機となったことを受け、ナレンドラ・モディ首相が介入した。
オンスクリーン採点(OSM)システムの不具合により、重要な締め切り前に解答用紙へのアクセスや再採点の請求ができなかった数百万人の受験者の大学入学が危ぶまれる事態となった。
採点不整合の影響を受けた学生は約180万人に上る [1]。システムによるウェブサイトの広範なクラッシュが発生し、学生が解答用紙をダウンロードできなくなったため、多くの学生が入学締め切り日までに点数への異議申し立てを行うことができなかった。
ある学生代表は、「学生は入学締め切り前に解答用紙をダウンロードしたり、再採点を申請したりすることができず、大学進学の可能性が危険にさらされている」と述べた。
2026年5月に危機が深刻化したことを受け、政府は2026年5月18日、CBSEのニプン・ジャイン会長とS.K.シャルマ書記官の更迭を発表した [2]。プレス情報局(PIB)は、首相がこの問題を認識し、上級役員の更迭を含む即急な是正措置を指示したとした。
エラーの原因を巡っては論争が起きている。一部の報告では、委員会が当初、AIベースのアルゴリズムがOSMシステムの一部であったことを示唆したとされているが、CBSEの広報担当者は「採点プロセスにAIは使用されていなかった。不整合はオンスクリーンシステムの技術的な不具合によるものである」と述べた [1]。
この行政上の刷新は、オンライン結果ポータルで不正確な点数が報告された学生や保護者からの1週間にわたる激しい圧力を受けたものである。今回の更迭は、国家試験委員会の運用上の失敗に対し、首相府が直接介入した稀なケースとなる。
“AIは採点プロセスに使用されていなかった。不整合はオンスクリーンシステムの技術的な不具合によるものである。”
今回の危機は、重要度の高い国家試験における急速なデジタル化のリスクを露呈させた。十分な安定性や透明性を欠いたままオンスクリーン採点へ移行したことで、CBSEは単一障害点を作り出し、約200万人の学生の学業の軌道を脅かす結果となった。首相による直接介入とそれに続くトップの解任は、インド政府が公教育インフラにおける技術的な不備を、国家的な緊急事態として捉えていることを示している。




