自由党のアンガス・テイラー野党党首は、連邦保守連合(Coalition)がポーリン・ハンソン氏率いるワン・ネーション党との優先投票(preference deal)に関する交渉に応じる用意があることを明らかにした。

この潜在的な同盟は、次回の連邦選挙に向けた保守連合のアプローチにおける戦略的転換を意味する。ワン・ネーション党からの優先票を確保することで、保守連合は現労働党政権を退席させるのに十分な支持を集めることを目指している。

テイラー氏は2026年6月9日にこの方針を述べた [1]。同氏は、この動きは主に連邦レベルでの政権交代を確実にするための戦術的な決定であるとした。

テイラー氏は、「労働党政権を排除するのに役立つのであれば、ワン・ネーション党との優先投票協定を含むあらゆる選択肢に前向きだ」と述べた。

こうした協定への前向きな姿勢は、ワン・ネーション党側からの合図を受けたものである。ポーリン・ハンソン氏は日曜日にSky Newsに対し、オーストラリア国民に良い政策を提供するために保守連合と協力したいとの意向を示していた。

ハンソン氏の政党と提携する姿勢は、保守連合が思想的な純粋さよりも選挙上の計算を優先していることを示唆しており、保守層の票を統合するための策と言える。両グループは歴史的に具体的な政策実施において意見が分かれてきたが、労働党政権を退席させるという共通の目標が、交渉の共通基盤となっている。

ワン・ネーション党はこれまで、他の右派運動の影響に対抗するため、移民レベルの引き下げを主張しており、この立場は保守連合の特定の目標と重なる可能性がある。テイラー氏は、潜在的な合意の具体的な条件については言及せず、次回の選挙サイクルでの勝利を促進する選択肢に対して、保守連合は引き続きオープンなままであるとだけ述べた。

「労働党政権を排除するのに役立つのであれば、ワン・ネーション党との優先投票協定を含むあらゆる選択肢に前向きだ」

この展開は、自由党・国民党の保守連合が選挙基盤を拡大させるための現実的な方向転換を図っていることを示している。ワン・ネーション党との優先投票協定を検討することで、保守連合は右派票の分散を防ごうとしている。票が分散すれば、保守層の分裂により労働党が権力を維持し続ける可能性があるためだ。