コロンビア当局は、6月21日の大統領選挙が国内全域で大きな治安上の問題なく進行したと発表した [1]。
政治的な不安定さが目立つ地域において、投票の安定性は大統領交代の正当性を確保するために極めて重要である。投票日が平穏に経過したことは、選挙管理機関と治安部隊が混乱を防止するための連携に成功したことを示唆している。
国家選挙評議会(CNE)のテクニカルマネージャーであるMauricio Llanos氏は、警察および軍と共同で治安状況の報告を行った [1]。CNEは、プロセスが一日を通して秩序ある状態で維持されたとしている [1]。
バジェ・デル・カウカ州では、当局が8,904の投票テーブルを設置した [2]。同地域では1,008の投票所が利用され、その内訳は都市部371か所、農村部607か所、刑務所内16か所、および主要都市の国勢調査投票所13か所であった [2]。秩序を維持するため、バジェ・デル・カウカ州には1万1,500人以上の制服組要員が配備された [2]。
カウカ州でも同様に集中的な治安対策が講じられ、1万人以上の兵士が配備された [3]。これらの部隊は818の投票所をカバーした [3]。当局はカウカ州において概ね正常に推移したとしたが、一部で孤立した事件が発生したことも付け加えた [3]。
他の地域ではさらに高い安定性が報告された。キンディオ州では、投票プロセス中に治安上の問題は記録されなかったと当局は述べている [4]。
国際監視団も手続きを監視した。国連は投票日が平穏であったと述べた [5]。しかし、同組織は、次回の決選投票の可能性を見据え、依然としてリスクが残っていると指摘した [5]。
“国連は投票日が平穏であったと述べた。”
わずか2つの州だけで2万1,000人を超える軍・警察を配備したことは、コロンビア政府が選挙の治安確保に対して極めて慎重なアプローチを取っていることを裏付けている。投票日は概ね平穏に経過したが、国連が将来的なリスクについて警告していることは、第1回投票の安定が、最終的な就任まで摩擦のない道を保証するものではないことを示唆している。特に、結果が激しい争いとなる決選投票に発展した場合、その傾向は強まるだろう。

