コロンビアの国家登録局(Registraduría Nacional del Estado Civil)は、大統領選挙を前に、国家有権者名簿に新しい身分証明書が追加されたという疑惑を否定した [1]。
この否定は、選挙人名簿の整合性を巡る政治的な高レベルの紛争の中で出された。行政側からの操作疑惑や、立法府によるデータ欠落への警告は、投票プロセスに対する国民の信頼を損なう恐れがある。
選挙事務担当の登録局代表、ハイメ・エルナンド・スアレス氏は、名簿に新しいIDは入力されておらず、システムは完全であると述べた [1]。同局は、名簿が2024年4月30日に公開され [2]、12万2000以上の投票所に配布されたことを確認した [2]。
これらの声明は、名簿が修正されていると主張したグスタボ・ペトロ大統領の公言に応じたものである [2]。MSNによるファクトチェックでは、名簿はすべての投票所に配布される唯一の文書であると指摘し、大統領の主張は誤りであるとした [2]。
さらに、集計の正確性を巡っても緊張が続いている。イバン・セペダ上院議員は大統領選の第1回投票の結果に疑問を呈し、選挙人名簿に88万5000件のIDの不一致があるとした [3]。この数字は、名簿は確定しており使用準備が整っているとする国家登録局の公式見解と矛盾している [1]。
スアレス氏はRCN Televisiónのインタビューで、プロセスは安全であると述べ、「No se han ingresado nuevas cédulas al censo; todo está listo(名簿に新しい身分証は入力されていません。すべて準備が整っています)」と語った [1]。
“「No se han ingresado nuevas cédulas al censo; todo está listo(名簿に新しい身分証は入力されていません。すべて準備が整っています)」”
国家登録局と政府高官との衝突は、コロンビアの民主主義制度における深刻な信頼不足を浮き彫りにしている。現職大統領と上院議員が、具体的に約90万件の記録の乖離を挙げて有権者名簿の技術的な正確性に異議を唱えることは、名簿の実際の技術的妥当性にかかわらず、選挙後の不安定化を招きかねない「選挙の脆弱性」という物語を作り出すことになる。



