テック右派の思想家であるカーティス・ヤビン(Curtis Yavin)氏が、2026年6月18日、BS-TBSのニュース番組『報道1930』に出演し、「CEO型君主制」を提唱した [2]

今回の出演は、民主的な構造を企業スタイルの権威主義に置き換えることで、米国の統治形態を根本的に再構築しようとする一部の米国右派知識人の動きが強まっていることを浮き彫りにしている。この議論は、米国の政治システムの未来を巡る、より広範な知的対立を反映したものだ。

ヤビン氏は「新君主制(Neo-Monarchism)」運動の教祖的な存在と評されている [1]。放送の中で同氏は、単一の指導者が最高経営責任者(CEO)のような効率性を持って国家を管理する、企業をモデルにした政府というビジョンを語った [2]。このモデルは、現行の政治システムの機能不全に対する解決策として位置づけられている。

このインタビューは、2026年6月9日にヤビン氏の著書『Neo-Monarchism』が日本で発売された直後に行われた [1]。番組では、この対話を米国右派思想家の間で繰り広げられている「世界観闘争」の一環として構成した [2]。これらの思想家たちは、既存の統治規範に挑戦し、政治的目的を達成するために新たな君主制モデルを導入しようとしている。

日本のニュースプラットフォームに出演することで、ヤビン氏はこれらの思想を米国国外へと広げようとしている。放送では、シリコンバレー的な感性と伝統主義的あるいは権威主義的な政治目標を融合させることが多い「テック右派」コミュニティの中で、権力と統制に関するこれらの理論がどのように議論されているかに焦点が当てられた [1, 2]。

ヤビン氏は、民主的な構造に代わるものとして「CEO型君主制」を推進している。

日本における「新君主制」の普及は、米国テック右派の知的枠組みが国際的な聴衆を求めていることを示している。政府を企業体として捉えることで、ヤビン氏はビジネスの効率性という視点から権威主義を正当化しようとしており、これは一部の右派理論家が民主的制度の解体にアプローチする方法が変化していることを示唆している。