Linus Tech Tipsは、ValveのSteam Machineと同等のコストで、より高い生パフォーマンスを実現するカスタムビルドのゲーミングPCを披露した。
この比較は、メーカー製ゲーミングハードウェアと自作PCの間の価値の差を浮き彫りにしている。高額なプレミアム価格を避けつつ高いパフォーマンスを求めるゲーマーにとって、市販のパーツを用いて企業のハードウェア仕様を超える能力を実現できることは、依然としてカスタムPC市場の主要な原動力となっている。
このプロジェクトにはYouTuberのZacが参加し、Steam Machineの仕様に挑戦した。Steam Machineの価格は1,049ドルであり [1]、一部のアナリストはこれがPlayStation 5のほぼ2倍の価格であると指摘している [2]。特定のコンポーネントを選択することで、この自作ビルドは同じ予算制限の中でより優れたゲーミング体験を提供することを目指した。
Yahoo Gamingのレポートの中で、Zacは「Valveを打ち負かせたなんて信じられない」と語った [3]。
この挑戦は、Valve製ハードウェアのターゲット層に関する長年の議論を強調している。業界の一部では、Steam Machineは伝統的なPCゲーマーを想定していないとの見方がある一方で、エントリーレベルのゲーミングPCと同等の柔軟性とパフォーマンスを約束するものだという主張もある [4, 5]。カスタムビルドが同機を凌駕できることを証明したLinus Tech Tipsの動画は、コンソールのような体験という「利便性」には、パフォーマンス面での代償が伴うことを示唆している。
自作アプローチでは、Steam Machineのような固定仕様とは異なり、筐体よりもグラフィックスカードを優先するなど、ユーザーが自身のニーズに合わせてハードウェアを選択できる。ユーザー自身が組み立てを行う意欲があれば、この柔軟性によって、負荷の高いタイトルにおいてより高いフレームレートと優れた解像度を得られることが多い。
“「Valveを打ち負かせたなんて信じられない」”
自作PCのパフォーマンスとSteam Machineの固定仕様との差は、ゲーミングコンソールに付随する「利便性への税金(コンビニエンス・タックス)」を例証している。Valveはプラグアンドプレイの体験を目指しているが、独自のOSや標準化されたハードウェアによる技術的なオーバーヘッドが、厳選されたパーツ構成と比較して、ユーザーが利用できる生パワーを制限することが多い。

