エクセター大学とルンド大学の研究チームは、世界中で確実に渡りを行うトンボおよびイトトンボの種を100種特定した [1]。
この発見は、生態学的な連結性を理解し、環境の変化が多様な生息地における昆虫の移動にどのような影響を与えるかを把握するための重要な基準となる [1]。
世界的なレビューの結果、100種が確定的な渡り鳥(渡り昆虫)であることが確認され、さらに85種が「渡りの可能性がある」種として分類された [1, 2]。確定例のみを考慮した場合、これらの昆虫はトンボおよびイトトンボ全種の1.5%に相当する [1]。渡りの可能性がある種を含めると、その割合は2.9%に上昇する [1]。
これらの渡りは小規模な移動ではない。研究者によれば、数百万個体がこれらの旅に参加しており、中には数千キロメートルを移動する個体もいるという [1]。これらの飛行経路は地球の大部分にわたっており、複数の大陸や海洋をまたいでいる [1, 2]。
こうした移動の範囲を記録することで、本研究はこれらの昆虫が異なる生態系とどのように相互作用しているかという科学的理解を深めることを目的としている。このデータは、生存と繁殖のために長距離移動に依存する種に対し、環境変化がどのような影響を及ぼすかを監視するために不可欠である [1]。
“確実に渡りを行うトンボおよびイトトンボ100種”
これらの渡りパターンの特定は、遠く離れた生態系同士が相互依存していることを浮き彫りにしている。これらの昆虫は海洋や大陸を越えて移動するため、ある地域での局所的な環境悪化が、数千キロメートル離れた個体群に連鎖的な影響を及ぼす可能性がある。そのため、彼らの保全には国際的な協力が不可欠となる。





