オーストラリア気象局は、エルニーニョ現象が正式に発生しており、観測史上最大規模となる可能性があると発表した [1]。
極端なエルニーニョ現象は通常、世界的な気象パターンの大幅な変化を引き起こし、複数の大陸にわたって農業、水資源の確保、気温の安定性に影響を与えるため、今回の展開は極めて重要である。
現在の気候モデルでは、太平洋で異常な高温が予測されている [2]。これらの状況を受け、科学者たちは今シーズンが観測開始以来、最も激しいものになる可能性があると警告している [1]。一部の報告では、この現象が過去70年で最大となる可能性 [3]、あるいは1950年以降で最も強力な現象の一つに数えられる可能性 [3] が指摘されている。
観測史上最大になるとする予測がある一方で、近年の歴史の中で最も深刻な部類に入ると示すデータもある [1, 3]。気象局は、現象の正確な推移を判断するため、引き続き太平洋の監視を続けるとしている。
海水の温暖化が大気循環を変化させるため、世界的な影響が出ることが予想される。これはしばしば、一部の地域での深刻な干ばつや、別の地域での豪雨をもたらし、世界の食料供給に不安定な環境を作り出す。
オーストラリアおよびその他の影響を受ける地域の当局は、このサイクルの潜在的な影響に備えている。今シーズンの状況を受け、国際的な科学機関からは世界的な気温上昇のリスクに関する警告がすでに発せられている [4]。
“エルニーニョ現象が正式に発生しており、観測史上最大規模となる可能性がある”
記録的なエルニーニョ現象の発生は、極端な気候の不安定期に入ることを意味する。この現象は太平洋全域で熱を再分配するため、その強度はオーストラリアやアジアにおける干ばつの深刻さ、および米州での洪水リスクに直接的に相関し、結果として世界のコモディティ市場や公衆衛生インフラを不安定化させる可能性がある。



