フェラーリは火曜日の午前、ローマでのプレゼンテーションにおいて、同社初の完全電気自動車(EV)である「Luce」を公開した [1]。
このデビューは、電気自動車時代への移行を試みるイタリアの高級ブランドにとって極めて重要な転換点となる。しかし、市場の反応は、同社のビジョンと、高級EVのデザインおよび価格設定に対する投資家の期待との間に乖離があることを示唆している。
Luceは5人乗りモデルで、開始価格は55万ユーロ [1](約64万ドル [1])に設定されている。バッテリー駆動のEV市場への参入は、同社がフラッグシップモデルにおいて、伝統的な内燃機関へのこだわりから離れた初めてのケースとなる。
この発表を受けて、ミラノ証券取引所でのフェラーリ株は早場で下落した [2]。株価は約8パーセント下落した [3]。
市場アナリストは、今回の売り浴びせは車両の外観(エステティック)への失望と、その高価格が要因であると分析している [4]。フェラーリは長年プレミアムな価格戦略を維持してきたが、Luceのデザインと価格の組み合わせが、初期の展開において市場を刺激することに失敗した形だ。
世界的な高級車競合他社がEVへの移行を加速させる中、フェラーリも電気セクターへの参入に踏み切った。同社は歴史的に、エンジン音の威信とメカニカルな遺産に依存してきたが、これらは完全電気パワートレインでは失われる要素である。
目先の株価変動はあるものの、Luceはハイエンド自動車セグメントにおける独占性を維持しつつ、車両ラインナップを近代化するという同社戦略の中核に据えられている [1]。
“フェラーリが初の完全電気自動車「Luce」を公開”
株価の急落は、フェラーリのブランド価値が内燃機関の遺産と深く結びついていることを示している。投資家にとってのリスクは、単なる電動化への移行だけでなく、ブランドの「魂」と独占性を、コアな顧客層を遠ざけたり、デザインの魅力に対して価格を高く設定しすぎたりすることなく、静寂なバッテリー駆動形式に変換できるかという点にある。




