フェラーリは5月25日(月)、初の100%電気自動車(EV)となる「Luce」をローマ教皇に披露した [1]

このイベントは、内燃機関から電気推進への移行を図るイタリアの高級ブランドにとって、極めて重要な転換点となる。教皇に車両を披露することで、フェラーリは自社の技術的進化を、持続可能な輸送手段への注目度の高い支持と結びつけている。

Luceは、同社にとって完全電気パワートレインへの初の挑戦となる [1]。この動きは、炭素排出量の削減や、欧州およびその他の世界市場におけるより厳格な環境規制への対応を求める、業界全体の長年の圧力を受けたものである。

報道によると、Luceの推定価格は約55万ユーロ(約9,000万円)とされる [1]。この高価格設定により、フェラーリは超高級ブランドとしての地位を維持し、電動化への移行によってその独占性が損なわれないようにしている。

披露会はバチカンの会場で行われ、教皇に車両が公開された [1]。メーカー側は披露の際に詳細な技術仕様は提供しなかったが、イベントはグリーンエネルギーへの移行という象徴的な側面に焦点が当てられた。

フェラーリは長らく、V12エンジンのサウンドとメカニズムによって定義されてきた。Luceの導入は、パフォーマンスが排気音ではなく、バッテリー効率と電気的なトルクによって定義される新時代の到来を示唆しており、伝統的な愛好家の間では意見が分かれる可能性がある。

フェラーリが初の100%電気自動車「Luce」を披露

Luceの発表は、フェラーリがハイブリッドの試作段階を超え、電気自動車市場に正式に参入したことを意味する。教皇に初披露したことで、フェラーリは環境保護という道徳的・文化的な支持を利用し、化石燃料燃焼に深く根ざしてきたブランドにとって、電動化への移行を円滑に進めようとしている。