Ferrari NVは火曜日、ローマでの発表イベントおよびInstagramのライブ配信を通じて、同社初の完全電気自動車(EV)である「Luce」を公開した。

この発売は、高級スポーツカーメーカーである同社がハイエンドEV市場への参入を試みるという、極めて重要な転換点となる。しかし、同車のデザインがブランド伝統のスーパーカーとしての美学から逸脱していることが、愛好家の間で論争を巻き起こしている。

ジョナサン・アイブが共同設計した5人乗りのLuceは、ミニマリストなプロファイルを採用しているが、これがネット上で批判の的となった。一部の批評家は日産・リーフに似ていると指摘し、また別のユーザーは、そのシルエットを「石鹸の塊」と表現した [1]

Forbesのレポートの中で、メアリー・ロエロフス氏は「ファンがLuceを嫌うのは、フェラーリではなく石鹸の塊に見えるからだ」と述べている [1]。また、他の観察者は、インターネット上では即座にこのデザインへの酷評が始まったと指摘した [2]

外観への反発はあるものの、走行性能は高く、0-60マイル(約96km/h)加速は2秒を誇る [3]。なお、この車両はフォーミュラ1ドライバーのシャルル・ルクレールとルイス・ハミルトンによって一般に披露された。

Luceの価格については、超富裕層向けという位置付けを反映し、報道によってばらつきがある。一部の報告では55万ユーロ [4] とされており、別の推計では64万ドル [5] から82万3000ドル [6] の範囲とされている。

デビューへの反応は、同社の市場評価に即座に影響を与えた。Yahoo Financeのスタッフは、初のEVに対する期待外れのレビューを受けて、フェラーリの株価が下落したと伝えている [4]

「ファンがLuceを嫌うのは、フェラーリではなく石鹸の塊に見えるからだ」

フェラーリの電気自動車市場への参入は、ブランドにとってリスクを伴う方向転換を意味する。内燃機関車に典型的なアグレッシブなラインよりもミニマリストなデザイン言語を優先させることで、同社は自らのラグジュアリーとしての地位が、伝統的なデザインへの期待を上回ることができるかを試している。初期の否定的な反応は、ブランドの遺産と、現代のEVに求められる空力性能という機能的要件との間の緊張関係を示唆している。