フェラーリは今週、初の完全電気自動車(EV)である「Luce」を披露したが、その反応を受けて同社の株価が下落した。

今回の発表は、熱狂的なコアファンを遠ざけることなく、内燃機関から電動パワートレインへの移行を試みるイタリアの高級ブランドにとって、極めて重要な転換点となる。

投資家の懸念を呼んだのは、ファンからの相次ぐ批判だった。車両のデザインについて、伝統的なフェラーリというよりも「Appleのマウス」に似ているとの声が上がった。この反応が株の売り浴びせを招き、株価は6パーセント [1] から7パーセント [2] 下落した。この下落により、時価総額は約30億ポンド [2] 減少した。

外観への批判はあるものの、Luceは高いパフォーマンスを実現する設計となっている。車両は1,036馬力 [2] を誇り、このモデルのために特許が新たに60件出願されている [2]。報道によると、Jony IveがLuceのデザインに寄与したとされており [3]、それがApple製品を連想させるミニマリストな美学に繋がった可能性がある。

発表に対する世間の反応は分かれている。一部の批評家は、ブランドの伝統から逸脱しているとしてデザインを酷評したが、全体的な反応は「冷ややか」であったとする報告もある [4]

フェラーリは、株価の変動や具体的なデザインへの批判について、公式な声明を出していない。同社は、最高級ラグジュアリー・スポーツカーメーカーとしての地位を維持しつつ、車両ラインナップを近代化させる長期戦略にLuceを組み込み続けている。

ファンは、伝統的なフェラーリではなく「Appleのマウス」のようなデザインだと評した。

今回の市場の反応は、技術的進化とブランドアイデンティティの間の緊張関係を浮き彫りにした。感情的な訴求力と伝統が価値を左右するフェラーリのような企業にとって、あまりに臨床的、あるいは「テック中心」と捉えられるデザインは、ブランドの将来的な独占性や魅力に対する投資家の不安を即座に誘発する可能性がある。