フェラーリは今週、「Luce」を発表した。これにより、このイタリアの自動車メーカーは初の完全電気自動車(EV)市場への参入を果たす。

この動きは、新世代のドライバーに向けてラインナップの近代化を図る高級ブランドにとって、極めて重要な転換点となる。電動化への移行により、フェラーリは市場への訴求力を広げ、中国市場においてより効果的に競争することを目指している。

Luceは5人乗りの4ドア車両として設計されている [1]。同社によると、0から100km/hまでの加速は、フェラーリの既存のガソリン車よりも速いという [2]。この性能向上は、この特定のモデルにおいて内燃機関を放棄しつつも、スピードに対するブランドの名声を維持するという意図を強調している。

車両は2026年5月に公開されたが、まだ購入はできない。Luceの発売予定は2028年となっている [4]。予想開始価格は64万5000ドル(約1億円)とされており、潜在的な購入者は多額の投資を覚悟する必要があるだろう [3]

車両の正確な分類に関する報告は分かれている。一部の情報源はLuceを4ドアカーと表現しているが [1]、電気SUVとして分類する向きもある。さらに、デザインはAppleの元デザイナーであるジョナサン・アイブ(Jony Ive)氏とマーク・ニューソン(Marc Newson)氏によるものとする報告もあるが、同社はすべてのプレス資料においてこのパートナーシップを公式に認めてはいない。

車両のアイデンティティに関しては、すでに外部的な課題が浮上している。報道によると、フェラーリは「Luce」という名称の使用を巡り、現在マツダと名称争いをしているという。

フェラーリはLuceを発表し、イタリアの自動車メーカーとして初の完全電気自動車市場への参入を果たした。

フェラーリのEV分野への参入は、超高級車セクターにとっての指標となる。4ドア構成を優先し中国市場をターゲットにすることで、フェラーリは従来の2席スポーツカーというニッチな領域から、より汎用性が高く成長著しい顧客層へとシフトしている。予想価格が高く設定されていることは、パワートレインが変更されても、ブランドとしての排他性と威信を維持する意向であることを示唆している。