英国南極調査局(British Antarctic Survey)と共同研究者らは、40年間にわたり[1]保管されていた、南極で発見された最初となる恐竜の骨を特定した。

今回の発見は、恐竜が南極大陸に生息していたことを示す初の物理的証拠となる。この知見は、南半球における先史時代の移動や分布パターンの理解を塗り替えるものである。

この標本は、もともと1985年[2]の南極でのフィールドワーク中に発掘された。しかし、当初はこの骨の正体が誤認され、英国ケンブリッジにある英国南極調査局の地質学コレクションに保管されていた[1]。当時の既知のカテゴリーに当てはまらなかったため、化石は40年もの間、引き出しの中に眠っていた[3]

2024年[2]に行われたコレクションの再調査により、この化石の正体が明らかになった。研究者らによると、この標本は間違いなく恐竜の骨であり、同地域にとって歴史的な初の発見となった[1]。採取から特定まで長い空白期間があったことは、極限環境における古生物学の困難さを浮き彫りにした。希少な発見であっても、長年見過ごされる可能性がある。

英国南極調査局は、凍てついた大陸の地質学的歴史を研究するため、さまざまな共同研究者と協力している。今回の発見は、現在の氷に覆われた状態とは異なり、かつての南極の環境が恐竜の生命を維持できるほど適していたことを示唆している[1]

南極で発見された最初となる恐竜の骨

この発見は、南極に恐竜が存在していたことを裏付けるものであり、世界の化石記録における重要な空白を埋めることになる。特定までに40年かかった事実は、過去のコレクションを再確認することの重要性を強調している。現代の分析技術や更新された分類学的知見によって、目の前にありながら隠れていた画期的な発見が明らかになる可能性があるためだ。