フランスのエドゥアール・ジェフレ教育大臣は、5月と6月の午後にバカロレア(高校卒業国家試験)およびブレヴェ(中学校卒業認定試験)を実施することを禁止したいとの意向を表明した。
この提案は、フランスで増大する熱波のリスクに対応したものだ。試験日程をずらすことで、政府は極端な高温に伴う健康リスクから生徒を保護し、受験者が許容可能な条件下で試験に臨めるようにすることを目指している。
ジェフレ大臣は2024年6月14日にこの方針を発表した [2]。この動きは、一般および技術コースの生徒53万人(530,000人)が、今週から哲学の試験でバカロレア試験を開始するタイミングと重なる [1]。
大臣は、「午後に試験を行うことはもう一切ない」[3] と述べた。この変更は、中学生が受験するブレヴェと、高校生の国家資格であるバカロレアの両方に適用される。
当局者は、この決定は全国的に予想される高温への対応であるとしている。目的は、一日の中で最も過酷な時間帯に、暑さがもたらす身体的および精神的な負担を排除することだ。
バカロレアはフランスの教育制度の根幹であり続けているが、試験時期は歴史的に夏の暑さの始まりと重なっていた。提案された変更は、伝統的な学事暦よりも生徒の安全を優先し、国家試験のスケジュールを根本的に変更することになる。
“「午後に試験を行うことはもう一切ない」”
この政策転換は、欧州諸国が公共インフラや制度上のスケジュールを気候変動に適応させる必要性が高まっていることを反映している。国家試験の時間を変更することで、フランスは極端な暑さがもはや一時的な異常事態ではなく、公衆衛生と教育の公平性に対するシステム上のリスクであることを認めたことになる。



