G7首脳およびパートナー国の首脳らが、2026年6月16日(火)、サミットの本格的な初日にあたり、フランスのエヴィアンに到着した [1]。
この会合は、世界で最も影響力を持つ経済圏が集まり、不安定な地政学的紛争への対応や、急速に発展する人工知能(AI)への対策を調整することを目的としている。ウクライナでの戦争や、暫定的な米国・イラン合意が議題に上がっており、これらの協議結果は世界の安全保障体制を変化させる可能性がある。
ドナルド・トランプ大統領は、G7加盟7カ国 [2] および主要なパートナー国の首脳らと共にフランスの会場に加わった。出席者には、インドのナレンドラ・モディ首相、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領、ならびにカタールとアラブ首長国連邦の首脳が含まれている [3]。
サミットの議題は、広範な世界的課題をカバーしている。首脳らはAIのガバナンスと世界的な経済不均衡への対処に焦点を当てている [4]。また、海上安全保障や、現在進行中のウクライナ紛争についても調整を行っている [4]。
インドのナレンドラ・モディ首相は、会合の中で国際協力の重要性を強調した。「船員の安全は、我々全体の責任である」とモディ首相は述べた [5]。また、「グローバルなパートナーシップは、最も重要な戦略的資産である『信頼』に基づいて構築されなければならない」と語った [5]。
安全保障やテクノロジー以外に、首脳らは米国とイランの間の暫定合意についても検討している [4]。この議論は、経済的な圧力を管理しつつ、地域に安定をもたらえるためにG7としてのアプローチを同期させることを目的としており、多様なパートナー国間の合意形成が必要となる [3]。
“「船員の安全は、我々全体の責任である」”
今回のサミットでAIガバナンスと伝統的な安全保障危機が同時に議論されていることは、グローバル外交の転換を反映している。インド、カタール、UAEなどの非G7パートナーを含めることで、従来のG7の枠組みだけでは、現代の不均衡や地域紛争を管理するには不十分であるという認識が示された。また、米国・イラン合意に焦点が当てられていることは、中東における新たな外交構造への転換を示唆している。



