米国のリンゼイ・グラハム上院議員(共和党・サウスカロライナ州選出)は、米国とイランの交渉において、パキスタンが調停役を務めることは信頼できないと述べた [1, 2]。

この発言は外交上の亀裂が生じる可能性を示唆しており、米国がテヘランとの緊張を解消するための「中立的な橋渡し」としてイスラマバードを利用することに抵抗する可能性を示している。こうした高位議員による反対は、中東および南アジアにおける米国の外交政策の戦略的方向に影響を与える可能性がある。

グラハム議員は、ワシントンD.C.で開催された上院予算委員会の公聴会で懸念を表明した [1, 4]。同氏は特に、パキスタンがこの外交的役割に適しているかについて、「調停役としてのパキスタンは問題がある」と断言した [3]

同議員は、この不信感の原因をパキスタンの地政学的な同盟関係と国内の政治情勢に結びつけた。パキスタンの強い反イスラエル姿勢が、調停の展望を単に「問題がある」以上の状況にしていると述べた [2]。また、パキスタンとイランの間に協力関係があるという疑惑も、懐疑的な見方をする理由として挙げた [2]

グラハム氏は、「私はパキスタンを信頼していない」と述べた [1]

これらの発言は、パキスタンのGeo Newsの番組『Capital Talk』でも議論されており、同議員の批判が国際的な注目を集めていることを反映している [4]。この反発の核心は、強固な反イスラエル立場を持つ国が、地域の安全保障や「アブラハム合意」に関する米国の利益との整合性を通常必要とする合意を、効果的に促進できるかという点にある [3]

グラハム氏の批判は、米国が南アジアのパートナーをどのように見ているかという根本的な緊張を浮き彫りにしている。米国は地域の安定のためにパキスタンと関わりを持つことが多いが、同議員の発言は、イスラエルに関する思想的な一致が前提となるハイリスクな調停にまで、この関係が及ぶわけではないことを示唆している [2, 3]。

「私はパキスタンを信頼していない」

上院予算委員会の主要メンバーによる反対は、パキスタンをイランへの外交ルートとして利用しようとするいかなる試みも、米国において大きな立法上の障壁に直面する可能性があることを示している。グラハム氏は、この問題をパキスタンのイスラエルに対する姿勢と結びつけることで、調停を単なる物流上の問題ではなく、戦略的信頼と思想的適合性の問題として枠付けしている。