メイン州から出馬している民主党の米国上院議員候補、グラハム・プラトナー氏が、「Morning Joe」のインタビューに応じ、自身の軍務経験と心的外傷後ストレス障害(PTSD)との闘いについて語った。
プラトナー氏がメンタルヘルスについて率直に語った背景には、予備選での勝利後、過去に物議を醸したSNSへの投稿を説明し、有権者に自身の個人的な成長を示す狙いがある。
インタビューの中でプラトナー氏は、軍務後の長い回復プロセスについて語った。同氏は、2011年に戦争から帰還した際は「暗い場所(dark place)」にいたと述べた [1]。そして、継続的なセラピーを通じて、2021年までにようやく自分らしさを取り戻し始めたと語った [2]。
同候補はこの場を借りて、PTSDの複雑さと、自身の人生における専門的な支援の役割について言及した。回復プロセスは長い道のりであったとし、戦闘経験を乗り越えて前進する上でセラピーがいかに重要であったかを強調した。
今回の公表は、過去の発言に対する厳しい追及を受けたものである。2020年、プラトナー氏はPTSDを言い訳に利用することを卑俗な言葉を用いて批判していた [3]。しかし現在、同氏は過去の扇動的な投稿の背景を説明するため、自分自身がこの障害に苦しんでいたことを挙げている [4]。
プラトナー氏は自身の経験を過去の行動の説明に用いているが、批判的な人々はこの主張に疑問を呈している。一部の報告では、PTSDがあるからといって過去の行為が正当化されるわけではないと指摘されている [5]。プラトナー氏は、メイン州の有権者に対する透明性を確保する手段として、引き続き自身の歩みについて語っている。
“「2011年に戦争から帰還したときは『暗い場所』にいたが、2021年までには自分らしさを取り戻し始めた」”
プラトナー氏は、過去の不安定な言動を「治療可能な疾患の症状」として位置づけることで、パブリックイメージの転換を図っている。10年にわたる回復期間を強調することで、自身の苦闘を弱点ではなく「回復力(レジリエンス)」の物語として提示しようとしている。しかし、2020年の発言と現在の説明との矛盾は、依然として政治的な脆弱性となる可能性がある。



