ハーバード大学の教員らは、学部生に授与される「A」評価の人数を制限する提案を検討している [1]

この動きは、一部の教員や外部の観察者が「学術的基準を損なっている」と指摘する、蔓延した成績インフレ(評価の甘さ)に対処することを目的としている。もし導入されれば、同校における学生の評価方法は根本的に変わることになる。

提案では、「A」評価をクラスの20%以下に制限し、さらに最大4人の追加枠を設けるとしている [3]。この制限案は、2024-2025年度のデータで、学部生の66%が「A」評価を獲得したことが明らかになったことを受けたものである [1]。また別の報告書でも、同期間に60%以上の学生が最高評価を得たことが示されている [4]

「A-」評価まで含めると、2024-2025年度に最高レベルの評価を受けた学部生の割合は84%に達した [1]。教員らは5月12日から15日の週にこの提案に関する投票を予定しており、投票は火曜日に行われた [2, 5]。

大学当局と教員らは、マサチューセッツ州ケンブリッジにある同校において、成績評価の厳格さを取り戻そうとしている [2]。現状の高評価傾向により、成績が学生の教材習得度を正確に反映しておらず、卓越した成果と平均的な成果を区別できていないという懸念が生じている。

今回の提案の主な焦点は「20%プラス4人」という具体的な制限枠にあるが [3]、より広範な議論は大学の学術的卓越性という名声を中心に展開している。当局は、厳格なクォータ(割り当て)制が、インフレ傾向を逆転させるための最も効果的な手段であるかどうかを検討している。

2024-2025年度、学部生の66%がA評価を獲得した

この提案は、世界で最も権威ある大学の一つにおいて、より競争的な成績評価モデルへの移行を意味している。厳格な上限を設けることで、ハーバード大学は「設定された基準に基づいて評価する」基準参照評価から、「相対的な分布で評価する」カーブ制(相対評価)へと移行することになる。この移行によって平均GPAが大幅に低下した場合、学生の大学院出願や就職活動に影響を与える可能性がある。