テランガナ州政府は2024年6月24日、ハイデラバードにある米国領事館前の道路を「ドナルド・トランプ・アベニュー」に改称した [1]

州政府が元米国大統領を道路名で称えるのは極めて稀なケースであり、この決定は、コングレス党主導の州政権とBJP(インド人民党)との間の政治的対立を招いている。

改称式典は、コングレス党のマッル・バッティ・ヴィクラマルカ副州首相が主導した。このイベントは、米国の独立250周年記念である「Freedom 250」の祝賀行事に合わせて行われた [1, 2]。政府当局者は、この措置がインドと米国の間で拡大するパートナーシップを強調することを意図したものだとしている。

セルジオ・ゴア米国大使が式典に出席し、両国の関係について語った。ゴア大使は「ハイデラバードは、拡大するインド・米国パートナーシップの重要な象徴である」と述べた [3]

この動きに対し、現在国政を担うBJPからは即座に批判の声が上がった。BJPのリーダーたちは、コングレス党主導の政府は政治的な偽善に陥っていると述べ、改称の背後にある意図に疑問を呈した。一方、州政府は、この決定が米国の周年記念を祝い、二国間関係を強化するための外交的なジェスチャーであると説明した [1, 4]。

ハイデラバードはインドの主要なテックハブであり、米国の外交拠点も多く存在する。当該の道路は米国領事館の直前に位置しており、この命名は同市と米国の関係を示す非常に目立つ指標となる [2, 3]。

「ハイデラバードは、拡大するインド・米国パートナーシップの重要な象徴である」

公道を外国の政治家の名前に改称することは、インドにおいて珍しい外交的ジェスチャーである。テランガナ州政府は都市インフラを利用して親米姿勢を表明しようとしているが、BJPの批判は、国際的な見せ方を巡る州政府と国政府との間の内部的な政治摩擦を反映している。