IAEA(国際原子力機関)のラファエル・グロッシ事務局長は、米国との新たな暫定合意を受け、イランが保有する濃縮ウラン在庫の取り扱いについて複数の選択肢が存在すると述べた。
この進展は核不拡散への取り組みにおける潜在的な転換点となり、イラン国内にある高濃縮物質の量を削減するための技術的な道筋を提供するものである。
グロッシ氏は木曜日、ウィーンでの記者会見において、6月17日夜にテヘランとワシントンの間で署名された覚書 [1] は非常に重要であると述べた。同氏は、この合意が在庫管理に向けたさまざまな選択肢への扉を開くものであるとし、これらの解決策を実施するための技術的な作業を開始すると発表した。
有力な提案の一つに、物質をイラン国外へ移送することが含まれている。グロッシ氏は、カザフスタンが在庫の受け入れ準備を整えており、それが利用可能な選択肢の一つであると述べた [5]。問題となっている物質は、濃縮度60%のウラン約1,200kgである [5]。
「イランのウラン在庫の取り扱いに関しては、多くの選択肢がある」とグロッシ氏は述べた [1]。
IAEAは外交プロセスにおいて中心的な役割を果たす意向だ。グロッシ氏は、スイスで開催予定の米国とイランの次回交渉に同機関が参加することを明らかにした [3]。
これらの取り組みは、濃縮ウランの取り扱いを包括的共同作業計画(JCPOA)の枠組みに合わせることを目的としている [2]。在庫に対する透明かつ安全な解決策を確立することで、同機関は地域および世界の安全保障を維持することを目指している [2]。
「テヘランとワシントンの間の覚書は非常に重要であり、在庫を処理するための複数の選択肢への道を開くものである」とグロッシ氏は述べた [2]。
“イランのウラン在庫の取り扱いに関しては、多くの選択肢がある”
カザフスタンが60%濃縮ウランの受け入れに意欲を示していることは、緊張を緩和させるための「第三者」保管モデルへの移行を示唆している。スイスでの交渉により、暫定合意が恒久的な取り決めに移行できれば、機密物質を地域外に排除しつつ、イランに外交的な「面目」を保った出口戦略を提供することで、核不拡散体制を安定させることができる可能性がある。



