Red Balloon Aerospaceは、アンドラ・プラデーシュ州のヴィジャヤワーダから、インド初の国産成層圏超圧気球(Super Pressure Balloon)「VISTA」を打ち上げた [1], [2]

この節目により、インドは超圧気球を運用できるエリート国家のグループに加わることになる。この技術は、電気通信や高解像度データ収集において衛星よりも手頃な代替手段を提供し、大気研究や監視のコストを削減できる可能性がある [2], [3]

打ち上げは2024年5月27日に行われた [1], [2]。このミッションは、国産のSPB(超圧気球)設計および素材の有効性を実証することを目的としている。技術仕様によると、この気球の目標運用高度は20〜40kmである [1]

Red Balloon Aerospaceはヴィジャヤワーダに拠点を置くスタートアップで、Skyroot Aerospaceの元幹部らによって設立された [1], [2]。同社は、対流圏より上の大気圏である成層圏の極限状態に国内素材が耐えうることを証明するため、VISTA気球を開発した。

超圧技術を利用することで、この気球は従来の気象気球よりも長い期間、一定の体積と高度を維持できる。この安定性により、データ収集に安定したプラットフォームを必要とする重量のあるペイロードや精密機器の搭載が可能となる [3]

VISTA気球の配備は、インドで民間開発の超圧気球が打ち上げられた初めての事例となる [2]。同社は、この初回のミッションを用いて設計を検証し、その後、より広範な商業的および科学的応用に向けた技術のスケールアップを図る意向だとしている [3]

「VISTA」と名付けられたインド初の国産成層圏超圧気球

VISTAの打ち上げ成功は、インドの航空宇宙能力が従来の衛星やロケットを超え、高高度プラットフォーム局(HAPS)へと移行していることを示している。超圧気球技術を習得することで、インドは軌道打ち上げに必要な巨額の資本支出をすることなく、長期的な大気監視や地域的なコネクティビティの提供が可能になる。