インドは5月19日(火)、ガソリンとディーゼルの価格を1リットルあたり約1ルピー引き上げた [1]。
今回の価格調整は、国営の石油マーケティング会社が、変動の激しい世界的なエネルギー市場による損失の回収に苦慮しているなかで行われた。インドは燃料の大部分を輸入に頼っているため、国内価格は国際的な混乱に非常に敏感である。
デリーの小売店では価格上昇が報告されている [1]。この値上げは、1バレル126ドルを超えた世界的な原油価格の上昇に関連している [2]。当局は、この変動の原因について、現在進行中の西アジア危機および米国とイランの間の緊張激化によるものだとしている [1]。
ドライバーにとっての価格急騰を指摘する報告がある一方で、インド国内の他の情報源からは矛盾する説明が出ている。政府に近い一部の報告では、当時ガソリンとディーゼルの価格を引き上げる計画はないとしていた [2]。また、ガソリンとディーゼルの価格は据え置かれ、航空タービン燃料の価格も変動しなかったとする報告もある [3]。
液体燃料に関する矛盾はあるものの、他のエネルギー製品では大幅な上昇が記録された。商業用液化石油ガス(LPG)は993ルピーの値上がりとなった [3]。
燃料コストの変動は、インフレから消費者を保護することと、国営石油会社の財務的生存性を確保することの間で、インド政府が維持している危ういバランスを反映している。1週間に2回という値上げは、1バレル126ドルの原油指標がもたらす圧力を浮き彫りにしている [1, 2]。
“インドはガソリンとディーゼルの価格を1リットルあたり約1ルピー引き上げた”
報道内容の食い違いは、政府の公式見解と、実際に給油所で適用されている価格との間の緊張関係を示唆している。西アジアの地政学的不安定さが原油価格を押し上げるなか、インド政府は「公衆の不安を防ぐためにコストを吸収するか」、あるいは「国営石油会社が累積損失で崩壊するのを防ぐために消費者に負担を転嫁するか」というジレンマに直面している。





