アシュウィニ・ヴァイシュナウ連邦大臣は、インドが設計能力とAIの導入を活かし、競争力のある半導体エコシステムを構築していると述べた。
この取り組みは、海外からの輸入への依存を減らし、スマートフォンから車載電子機器に至るまであらゆる製品に不可欠なチップ生産の世界的拠点としてインドを位置づけることを目的としている。
NDTVとのインタビューに応じたヴァイシュナウ大臣は、既存の世界的なリーダー企業との競争という課題について言及し、半導体においてインドを台湾や韓国と比較することはあまり正確ではないと述べた。
ヴァイシュナウ大臣によると、商用向けの複雑なチップはインド国内の2つの施設で製造される予定である [2]。また、3つ目の施設が2024年7月に生産を開始すると述べた [3]。
これらの進展は、ナレンドラ・モディ首相が就任12年を迎えたという政治的な節目と重なる [1]。政府は技術的な格差を埋めるため、「インド半導体ミッション(India Semiconductor Mission)」を推進し続けており、2032年までに半導体分野の格差を解消することを目指している [4]。
政府がこうした進展を強調する一方で、野心と現実の間には依然として乖離があるとする報告もある。The Hindu紙が引用したNITI Aayog(インド国立変革研究所)の報告書によると、インドの半導体エコシステムは、国内需要を完全に満たす準備がまだ整っていないという。
また、業界の戦略的方向性についても見解が分かれている。一部の報告書では、ファブ(製造工場)から設計、設備、知的財産へと重点を移すべきだと示唆している。しかし、現政権はサプライチェーンを確保するため、物理的な製造拠点の展開を引き続き重視している。
“半導体においてインドを台湾や韓国と比較することはあまり正確ではない。”
インドは、既存の強みであるチップ設計を推進しつつ、製造のための物理的インフラを積極的に構築するという「二段構え」の戦略を試みている。3つの施設が追加されることは自立に向けた具体的な一歩となるが、政府の楽観的な見方とNITI Aayogの評価との乖離は、完全な国内自給を達成するには、単なる工場建設を超えて、周辺エコシステムの大幅な拡充が必要であることを示唆している。





