ナレンドラ・モディ首相は2022年6月27日(土)、セーシェルのパトリック・エルミニー大統領に巡視船および各種開発資産を譲渡した [4]。
これらの資産譲渡は、海事安全保障を強化し、インドとセーシェルの開発パートナーシップを深めることを目的としている。この動きは、インド洋地域におけるインドの広範な戦略目標の中心的要素である [5]。
主な提供品は、「Made in India」の高速巡視船「PS LESPWAR」である [1]。この船は、セーシェル沿岸警備隊の監視および遮止能力を向上させ、同国が領海をより効果的に監視できるように設計されている。
海事安全保障に加え、支援パッケージには医療および物流サポートも含まれている。インドは、群島の国内インフラと緊急対応能力を改善するため、救急車6台 [1] と多目的車10台 [2] を提供した。
さらに、譲渡には5隻のレーザーラジアルボート [3] も含まれていた。これらの特殊艇は、巡視船を補完し、海上の秩序維持や捜索救助活動を行うことを目的としている。
式典はセーシェル国際空港で行われ、その後セーシェル沿岸警備隊が関与した [1]。このイベントは、インド首相による同国への3日間の訪問の始まりを告げるものであった [4]。
この取り組みは、小規模なパートナー国に対して具体的な安全保障ハードウェアと人道支援を提供するというインドのコミットメントを強調している。PS LESPWARのような防衛技術を輸出することで、インドは国内製造部門を促進しつつ、地域における信頼できる安全保障提供者としての地位を確立することを目指している。
“インドは国内インフラを改善するため、救急車6台と多目的車10台を提供した。”
今回の軍事および民生資産の譲渡は、インドの「SAGAR」(Security and Growth for All in the Region:地域全体の安全と成長)ビジョンを反映している。セーシェルに巡視船や緊急車両を提供することで、インドは西インド洋における戦略的拠点を確保し、他の地域的影響力に対抗するとともに、重要な海上交通路(SLOC)の安定性を確保しようとしている。


