インドの国境警備隊(BSF)とインド・チベット国境警察(ITBP)の女性登山チームが、2023年5月21日、エベレストの頂上に登頂した [3]

今回の二重の快挙は、いずれの準軍事組織にとっても、女性のみの遠征隊が頂上に到達したのは初めてのことである。これらの登頂は、インドの治安維持組織における「ナリ・シャクティ(Nari Shakti)」、すなわち「女性の力」を世に広く示す象徴的な出来事となった。

ITBPチームは、サウスコルルートを経由して標高8,848メートルの山頂に到達した [2]。ITBPの遠征隊からは計11名の登山者が登頂に成功している [1]。また、BSFチームも、同組織の創設60周年(ダイヤモンド・ジュビリー)の祝典に合わせて登頂を果たした [2]

両組織は、今回の遠征を通じて女性職員の強さと決意を誇示した [2]。ミッションでは、地球最高地点に到達するために、サウスコルルートの極限の高度と技術的な困難を乗り越える必要があった [2]

BSFとITBPは、これらのチームを派遣することで、登山および治安維持の役割における伝統的な壁を打破することを目指した。両チームが同時に成功を収めたことは、高リスクで高い持久力が求められる環境において、ジェンダーの包摂性を推進しようとする協調的な取り組みを強調するものとなった。

両チームがエベレスト登頂に成功し、それぞれの組織にとって初の女性のみによる遠征となった

これらの登頂は、インドの準軍事組織が組織のイメージとジェンダー能力をどのように提示するかという戦略的な転換を意味している。エベレスト登頂に成功したことで、BSFとITBPは伝統的な治安維持の役割から、エリートレベルの身体的持久力の証明へと移行しており、これが今後の採用活動や、高地戦および救助作戦などの専門分野への女性の統合に影響を与える可能性がある。