FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長は2026年6月10日、2026年ワールドカップを批判する人々に対し、「落ち着いてリラックスしてほしい(chill and relax)」と述べた [1]。
この発言は、海外からのサポーターが大会の費用負担やアクセスのしやすさに関して大きな困難に直面している中で出された。本大会は3カ国にまたがって開催されるため [2]、ファンにかかる物流面および金銭的な負担が主な論点となっている。
インファンティーノ会長は、大会開幕前夜、チケット価格や旅費に対する不満の高まりについて言及した [1]。また、米国、メキシコ、カナダへの入国を試みるファンの旅行を困難にしているビザ問題への懸念にも応じた [3]。
やり取りの中で、インファンティーノ会長は大会のアクセシビリティを疑問視する人々を押し戻すため、「chill and relax(落ち着いてリラックスして)」というフレーズを用いた [1]。記者団への対応中、彼は「chill(落ち着いて)」という言葉を繰り返した [4]。
2026年大会は規模が大幅に拡大し、ファンは複数の国境や通貨をまたいで移動する必要がある [2]。批判側は、高額な旅費とビザ取得の複雑さが、発展途上国のサポーターにとって障壁になると主張している。
インファンティーノ会長は、組織がキックオフの準備を進める中でこのような批判が出ることは残念であると述べた [5]。こうした反発があるにもかかわらず、FIFAは海外旅行者の費用を軽減するための具体的な補助金や、簡素化されたビザ手続きについて発表していない [1]。
“「落ち着いてリラックスして(Chill and relax)」”
FIFA指導者層の突き放したような口調は、組織の商業的野心と、世界的なファンの実情との間の乖離を浮き彫りにしている。3カ国で大会を開催することで、FIFAは来場者の物流上の複雑さを増大させた。インファンティーノ会長がこれらの障壁を認めることを拒否したことは、組織が一般サポーターのアクセスのしやすさよりも、イベントの規模を優先していることを示唆している。


