イラン最高指導者の軍事顧問であるモフセン・レザエイ氏は、ドナルド・トランプ米大統領とアヤトラ・アリ・ハメネイ最高指導者の会談は行われないと述べた [1]

この否定は、ホワイトハウスが最近発信したシグナルと真っ向から対立するものであり、テヘランとワシントンの間で外交的期待に深い隔たりがあることを示唆している。首脳会談の実現は、核問題や地域安全保障を巡る長年の緊張状態を打破する潜在的な起爆剤になると見られていた。

金曜日、テヘランでCNNのインタビューに応じたレザエイ氏は、「トランプ大統領とハメネイ最高指導者の会談はない」と断言した [1]。また、イラン政府の意思決定機関における戦略的検討の結果、そのような会合は不可能であるとした [1]

この発言は、トランプ大統領がイラン指導部と直接対話する意向を公に表明し続けてきた一連のコメントに続くものである。今週初め、トランプ氏は、合意の最終決定に役立つのであれば、最高指導者に会うことは光栄であると述べた [2]

トランプ氏の首脳会談への前向きな姿勢は、ここ数日一貫している。水曜日には、ある家族が殺害されてから3カ月が経過した今、指導者に会うことは光栄であると述べた [3]

米大統領が関心を示しているにもかかわらず、イラン指導部は動じない様子だ。レザエイ氏による拒絶は、ハイレベルな首脳会談のための条件が整っていないか、あるいはイラン政府が現時点での会談を戦略的に不利であると考えていることを示唆している [1]

両国間の外交ルートは長らく緊張状態にある。米政権は合意への意欲をほのめかしているが、イランの軍部および聖職者層は、直接対話に必要な条件について硬直した姿勢を維持し続けている [1]

「トランプ大統領とハメネイ最高指導者の会談はない」

トランプ氏が公に示した会談への意欲と、レザエイ氏による断固とした否定との矛盾は、外交的シグナルの大きな乖離を浮き彫りにしている。イランは首脳会談を公に拒否することで、自らのレバレッジ(交渉力)を誇示し、米国側が単に合意を望むだけではハイレベルな関与を引き出すには不十分であることを示している。これは、あらかじめ定義された具体的な戦略的条件が満たされるまで、今後の交渉は実務レベルや仲介者を通じた低レベルな段階に留まる可能性が高いことを示唆している。