最高指導者のモジュタバ・ハメネイ師は、濃縮ウランを輸出することはないと述べ、米国による主要な要求を拒否した [1]。
この拒絶により、核兵器能力を制限させるため、米国とイスラエルがテヘランに対し核物質の国外搬出を迫っているなか、現在進行中の核交渉は複雑化している。
イラン当局者は、濃縮ウランは国内に留める必要があると述べた [1]。指導部は、これらの物質を国内に保持することは国家安全保障の問題であると主張している。ハメネイ師は、ウランを国外に送ることは、イランを将来的な攻撃に対して脆弱にさせることになると述べた [1]。
米国のドナルド・トランプ大統領(共和党・フロリダ州選出)は、ワシントンはテヘランからの「正しい答え」を待っていると述べた [1]。米政権は、イランが核燃料や兵器級の物質を迅速に製造できないことを保証する合意を模索しており、この目標を達成するには通常、イラン国内からの備蓄分の除去が必要となる。
テヘラン側は、ウランを保持することで外国の介入に対する抑止力を維持できると主張している。この対立は、両国間における信頼と安全保障の保証に関する根本的な不一致を浮き彫りにしている [1]。
双方が核の行き詰まりに対する解決策を模索するなか、交渉は継続している。米国は外交的突破口を開くためには「正しい答え」が必要であると主張しているが、イラン指導部は国内の核保有分については交渉不可であるとの信号を送っている [1]。
“「ウランを国外に送ることは、イランを将来的な攻撃に対して脆弱にさせることになる」”
濃縮ウランの輸出拒否は、外交上の大きな障害となる。ウランの備蓄を安全保障の担保として扱うことで、イランは核物質の物理的な所有を軍事攻撃に対する主要な抑止力と見なしていることを示唆しており、物質の除去を通じて武装解除を図る米国の戦略に事実上挑戦している。





