2024年6月15日に始まった猛暑を受け、イタリアの全国的な電力消費量が約20%増加した [1]。
この需要の急増は、極端な気象現象に対する国家インフラの脆弱性を浮き彫りにすると同時に、ピーク時の暑さを利用した再生可能エネルギー規模拡大の好機でもあることを示している。
エネルギー使用量の急増は、主に気温上昇に伴う冷却システムの需要増加に起因している。こうした行動の変化は、国内の消費マップを事実上塗り替え、国家電力システムへの負荷を高めている [1, 2]。
負荷が増大した一方で、この猛暑は再生可能エネルギーの発電量増加も後押しした。2024年6月15日の猛暑開始以来、太陽光発電(Photovoltaic)の生産量は約18%増加した [1]。これは、需要が高まる一方で、太陽光インフラが増加した日射量を捉え、負荷の一部を相殺していることを示唆している。
これらの変動は、広大なネットワークを通じて管理されている。イタリアの国家電力網は約76,000kmのネットワークで構成されている [1]。
RAI Newsは、「6月15日の熱波の始まり以来、電力利用は約20%、太陽光エネルギー生産は約18%増加した」と伝えた [1]。
また、同局は「我が国のネットワークは7万6千kmに及ぶ」とも述べている [1]。
“猛暑により、電力消費量は約20%増加し、太陽光発電量は約18%増加した。”
気温の上昇と太陽光出力の増加の相関関係は、夏のピーク需要に対する自然なヘッジ(リスク回避)となることを示している。しかし、消費量が20%急増したことは76,000kmのグリッドに大きな負荷をかけることになり、イタリアのエネルギー移行においては、発電だけでなく、極端な気象事象時の停電を防ぐためのグリッドの回復力(レジリエンス)と配送効率に焦点を当てる必要がある。

