日本政府の諮問機関である財政制度審議会は、高齢者の医療費窓口負担を30%に引き上げ、大学数を大幅に削減することを提案した [1, 2]。
これらの提言は、防衛費の増大や消費税減税などの影響がある中で、日本の財政基盤を安定させることを目的としている。この提案は、将来への投資を継続的に確保するため、国による医療および高等教育への資金提供のあり方を根本的に転換することを唆している [1, 4]。
財務大臣の諮問機関である財政制度審議会は、2024年4月28日に片山サツキ財務大臣に書面による意見書を提出した [1, 4]。同審議会は、現在多くの場合10%または20%となっている高齢患者の医療費窓口負担を30%に引き上げるべきだとした [1]。
審議会の小委員会は、「高齢者も原則として、現役世代と同様に30%を負担すべきである」としている [3]。また、増田寛也会長代行は、この30%という原則に向けて進むためのロードマップを作成すべきだと述べた [4]。
医療以外では、高等教育分野が対象となった。現在、日本には800以上の大学が存在する [1]。審議会は、2040年までに大学数を250校から400校削減し、実質的に大学数を約半分に減らすことを提案した [2]。
財政制度審議会の徳良正一会長は、災害や安全保障上の脅威などの不確実性や緊急事態に備えるため、安定した財政基盤を確立し確保することが、国家にとって最優先事項であると述べた [1]。
今回の提言は、人口減少と高齢化が進み、国家予算に多大な圧力がかかっている時期になされた。大学数の削減と高齢者の財政的責任を増やすことで、政府は戦略的な国家優先事項に資金を再配分したい考えだ [1, 4]。
“高齢者も原則として、現役世代と同様に30%を負担すべきである”
これらの提案は、日本の社会契約における緊縮財政と構造改革への転換を示唆している。公的支出の2大柱である医療と教育を対象とすることで、政府は労働人口の減少による影響を相殺しようとしている。もし実施されれば、高齢化に伴う財政負担を国家から個人へと移し、同時に若年人口の減少に合わせて学術的景観を統合することになる。



