日本の高市早苗首相とイタリアのジョルジャ・メローニ首相は2026年6月15日、イタリアで会談し、宇宙協力に関する包括的な共同声明の起草について合意した [1]。
この合意は、台頭する地政学的脅威から軌道上の資産を確保しようとする、東京とローマの戦略的な足並みの揃った動きを示すものである。宇宙行動に関する共通のルールを確立することで、両国は軌道の兵器化を防止し、重要な衛星インフラを保護することを目指している。
今回の首脳会談では、衛星の破壊を禁止する厳格なルールの策定に焦点が当てられた [1]。両首脳は、安全保障上の調整は特に中国とロシアからの脅威に対抗することを目的としていると述べた [1]。この協力関係は軍事的な安全保障にとどまらず、宇宙関連スタートアップの支援という共通の目標を掲げ、経済成長までを包含している [1]。
イタリアは、高市首相が現在の欧州訪問で2番目に訪れた国となる [2]。日本首相は早朝にイタリアに到着し、午後に公式首脳会談が行われた [1]。
首脳会談の目的に基づけば、この共同声明は二国間の宇宙ビジネス協力の枠組みとして機能することになる [1]。両首脳は、このパートナーシップによってそれぞれの宇宙セクターのレジリエンス(強靭性)を高めると同時に、宇宙空間における敵対的な活動に対する統一戦線を構築すると述べた [1]。
“日本とイタリアは、宇宙協力に関する包括的な共同声明を起草する計画だ。”
この首脳会談は、民主主義陣営の同盟国が軌道上の行動規範を確立するために標的を絞ったパートナーシップを形成するという、宇宙安全保障における「ミニラテラリズム(少国間協力)」の拡大傾向を反映している。中国とロシアを安全保障上の懸念として具体的に名指しすることで、日本とイタリアは、宇宙能力に関するより明確な封じ込め戦略と、衛星攻撃試験による宇宙ゴミ(スペースデブリ)の発生防止へと向かっている。



