千葉県と茨城県でのメロンの豊作により、小売価格が700gのメロン1玉あたり約594円まで低下している [1]。
価格の高騰が続いていたため、高品質な果物がより手に入りやすくなったことは、東京の消費者にとって大きな変化となる。供給量の増加に加え、糖度も高まっており、今回の収穫分は例年よりも安価で甘いのが特徴だ。
小売店によると、入荷量は例年より約20%多いという [1]。スーパーイズミの五味英社長は、昨年の価格は非常に高かったと述べ、現在の価格帯であれば、在庫が2、3時間で完売することもあると語った [1]。
価格の下落幅は前年比で約30%に達する [1]。この傾向は、産地の好天によるものだ。年間約3万2000玉を収穫する茨城県八千代町の生産者は、大きな日夜の寒暖差が成功の要因だったと話している [1]。
この昼夜の温度差が果実への糖分蓄積を促進した。その結果、糖度は15度(Brix)を超えている [1]。中島メロン農園の中島拓郎園主は、今年は例年よりも糖度が上がるスピードが速かったと述べた [1]。
果実が豊富に供給されたことで、スーパーマーケットは700gのメロンを594円という価格で提供することが可能となった [1]。環境条件が作物を後押ししたことで、高糖度の果実を大幅な割引価格で入手できるという、稀な好機となっている。
“入荷量は例年より約20%多い。”
供給量の20%増加と30%の価格下落が同時に起きたことは、日本の高付加価値農産物が特定の気候条件にどれほど敏感であるかを示している。大きな日夜の寒暖差が生じると、「収穫量の増加」と「品質(Brix値)の向上」という二重のメリットが生まれ、高級フルーツにおける「品質と手頃な価格」という相反する関係を事実上打破することになる。


