日本のタカシ首相とブラジルのルイス・イナシオ・ルラ・ダ・シルバ大統領は、日本・メルコスール経済連携協定(EPA)に向けた交渉を開始することで合意した。
この合意は、南米での市場拡大を図ると同時に、重要鉱物やエネルギー供給の確保を目指す日本にとって戦略的な転換点となる。メルコスール(南米共同市場)という貿易ブロックと提携することで、日本は不可欠な原材料を少数の供給源に依存する状況を改善したい考えだ。
両首脳は2026年6月16日、フランスで開催されたG7サミットにおいてこの合意に達した [1, 2, 4]。メルコスールは5つの加盟国で構成され [1]、合計GDPは約480兆円にのぼる [1]。
タカシ首相は、このパートナーシップが国家安全保障にとって重要であると述べた。「日本は重要鉱物とエネルギーの調達先を多様化させており、これらの資源が豊富なブラジルとの経済安全保障協力を強化することは極めて重要である」と語った [1]。また、経済連携協定(EPA)がこうした協力の基盤となり得ると付け加えた [1]。
さらにタカシ首相は、交渉が双方にとって利益となる形で進展することを期待すると述べた [1]。
政府関係者は、この合意が新市場の開発や、重要素材のサプライチェーンのレジリエンス(強靭性)強化に大きな可能性を秘めているとしている [3]。この機運を維持するため、日本は2026年夏までに事務レベルの協議を開始する意向だ [3]。
今回の動きは、グローバルサウスの資源国との関係を深めることで、地政学的な変動から経済を保護しようとする日本の広範な戦略を反映している。メルコスール市場の規模は、日本の輸出および産業投資にとって大きな機会となる。
“日本は重要鉱物とエネルギーの調達先を多様化させている”
この合意は、経済安全保障上のリスクを軽減するため、サプライチェーンの多様化を急ぐ日本の姿勢を示している。合計GDP 480兆円に及ぶ貿易ブロックを標的にすることで、日本は原材料の確保だけでなく、他の世界的な大国に対抗して南米市場でより効果的に競争できる体制を整えようとしている。「重要鉱物」への焦点は、グリーンエネルギーやハイテク製造に必要な部品を優先的に確保したいという意図を示唆している。



