北朝鮮の金正恩総書記は6月5日、新造された多目的駆逐艦を公開した [1]

この海軍力の誇示は、中国の習近平国家主席による訪朝予定の直前に行われたもので、米国との緊張が高まる中で平壌の軍事的決意を示す狙いがある。

金氏は南浦の造船所および工場を訪れ、同艦を視察した [2]。この新型軍艦の排水量は5,000トンである [2]。報道によると、金氏は昨年発生した発進失敗後の海上試運転を視察したという [1]。また、北朝鮮が週末にかけて同艦から巡航ミサイルの試験発射を行ったとする報道もある [3]

習主席は来週早々に北朝鮮を訪れる見通しだ [1]。中国の指導者が同国を訪れるのは2019年以来となる [4]。今回の海軍力の公開は、北京に対して軍事能力の向上を誇示するための戦略的な取り組みと見られている。

北朝鮮は、地域海域での影響力を強めるため、海軍兵器の拡充を続けている。この5,000トン級駆逐艦の多目的性は、沿岸防衛と攻撃的作戦の両方に活用できる汎用性の高いプラットフォームであることを示唆している [2]

金正恩氏は6月5日、新造された多目的駆逐艦を公開した。

軍艦のデビューのタイミングは、北朝鮮が「強者の立場」から中国との交渉や外交会談に臨もうとしていることを示唆している。習主席による7年ぶりの訪朝を直前に控え、近代化された海軍資産を誇示することで、金氏は最も重要な同盟国である中国に対し、国家の自立と軍事的進歩を強調している。