北朝鮮の金正恩総書記は2026年6月23日、自国が核保有国としての地位を行使し続けると述べた [1]

この宣言は、国際的な圧力にもかかわらず、平壌が武器計画への取り組みを強化していることを裏付けるものである。また、非核化への関与を拒否し、自国の安全保障戦略をより広範な地政学的不安定さと結びつける姿勢を示している。

平壌の朝鮮中央通信(KCNA)が報じた声明の中で、金氏は核兵器こそが地球規模の脅威に対処する唯一の手段であると述べた [1]。また、米国やその他の世界大国からの脅威に直面する中で、これらの兵器は国家安全保障に不可欠であると主張した [1]

さらに金氏は国際的な紛争についても言及し、欧州や中東における緊張を悪化させているのは米国であると非難した [1]。これらの地域紛争を北朝鮮自身の戦略的姿勢に結びつけることで、米国を不安定化させる勢力として描き、核抑止力の維持を正当化する論理を展開した [1]

この声明は、世界的な緊張が高まっている時期に出された。金氏の言説は、従来の外交では政権の生存を保証できず、核能力のみがそれを可能にするという信念を強調している [1]

平壌は歴史的に、内部の結束を維持し、潜在的な交渉におけるレバレッジ(交渉力)を得るためにこうした宣言を利用してきた。今回の主張は、指導部が核保有の状態を交渉の切り札ではなく、国家の恒久的な特徴として捉えていることを裏付けている [1]

北朝鮮は核保有国としての地位を行使し続ける

この声明は、北朝鮮が「核保有国としての承認を求める」段階から、「恒久的な戦略的現実としてその地位を積極的に行使する」段階へとナラティブを移行させていることを示している。自国の核計画を欧州や中東における米国の関与に結びつけることで、平壌は核拡散を攻撃的な選択ではなく、反応的な必然性として枠付けようとしており、統一的な制裁体制を課そうとする国際的な取り組みを困難にしている。