韓国籍のLNG(液化天然ガス)運搬船が、イランから許可を得て6月10日にホルムズ海峡を通過した [1], [3]。
中東での戦争が続く中、不安定な海域を韓国の海運関係者が通過するのは稀なケースとなる。同海峡は世界のエネルギー供給における重要なチョークポイント(戦略的要衝)であるため、商船の安全な脱出は地域緊張のバロメーターとして機能している。
同船はSK Shippingが所有し、Qatar Energy(カタール・エナジー)が運航している [1]。通過時、船内には8人の韓国人乗組員が乗船していた [1]。報道によると、同船は地域紛争の影響で孤立状態にあったが、イランとオマンの間を移動するための必要な許可を確保したという [1]。
イラン当局は、目的地および傭船者の関与に基づき通過を許可した。積荷の目的地は、第三国とされるパキスタンであった [1]。
外務省のパク・イル報道官は、外国の傭船者が通過に向けた調整を主導し、目的地が韓国ではなく第三国であったことを述べた [1]。
今回の事例は、現行の戦争が始まって以来、韓国籍船が海峡を脱出した2例目のケースとなる [2]。交渉プロセスは、主に運航者であるQatar Energyによって進められた [1]。
“同船は、戦争開始後、ホルムズ海峡を脱出したわずか2隻目の韓国籍船である。”
イランが通過を許可したことは、傭船者が許容範囲内であり、かつ目的地が韓国やその他の主要な敵対国ではない場合、イラン政府が船舶の通過を認める意向があることを示唆している。パキスタンという目的地とQatar Energyの役割を優先させることで、イランは中立的なエネルギー輸送の完全な封鎖を避けつつ、海峡に対する一定の支配力を維持していると考えられる。





