LATAM航空は2026年3月8日、サンパウロ・グアルーリョス国際空港においてBoeing 777-300ERの初の試験飛行を実施した [1, 3]。
今回の飛行は、以前の離陸試行時に発生した重大な技術的故障を受け、安全性を検証するための極めて重要なプロセスである。超長距離路線の戦略的拡大に向けて、当該機の耐空性を確保することが同社にとって不可欠となっている。
この試験飛行は、時速300km以上の速度で離陸を中止した前回の事故から21日後に行われた [1, 2]。当時の離陸中止はエンジンのオーバーヒートが原因であり、運航再開にあたっては推進システムの包括的な点検が必要とされていた [1]。
LATAMは、同社にとって最長のノンストップ商用路線となる予定の運航に向けて、当該機の準備を進めている。この記録的な飛行の予定距離は15,349kmに及ぶ [4]。この路線では、広大な距離における安全性を維持するため、機体の最大限の性能と燃料効率が求められる。
一方で、世界最長の商用路線の指定機材については、報告が分かれている。LATAMは現在、長距離路線の目標に向けてBoeing 777-300ERの試験を行っているが [1]、別の報告ではAirbus A350-1000ULRが世界最長の商用飛行を可能にするとされている [1]。
サンパウロ拠点の技術チームは、3月8日の飛行を監視し、オーバーヒートの問題が解決したことを確認した。この試験飛行の成功により、Boeing 777-300ERが定期的な商用運航に復帰するための主要なステップが完了したことになる [1, 3]。
“「当該機は時速300km以上の速度で離陸を中止した」”
試験飛行の成功は、高速離陸中止の原因となったエンジンのオーバーヒート問題が解決した可能性が高いことを示している。しかし、世界最長路線にBoeing 777-300ERを用いるのか、あるいはAirbus A350-1000ULRを用いるのかという報告の食い違いは、機材戦略の変更か、あるいは同社独自の記録目標と業界全体の超長距離航空の基準との違いがあることを示唆している。




