韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領は日曜、ローマで執り行われた特別ミサに出席し、朝鮮半島における持続可能な平和体制の構築を訴えた [1]。
今回の外交的アプローチは、より広範な欧州訪問の一環として行われたものであり、国際的な宗教・政治の中心地を活用して地域の安定に向けた支持を取り付けたいという韓国側の意向を示している。バチカン関連の礼拝という枠組みの中で平和への追求を位置づけることで、現政権は統一と武装解除という課題に道徳的な緊急性を付与することを目指している。
李大統領は、ローマの歴史的なバシリカである「城壁外の聖パウロ大聖堂」での礼拝に出席した [2]。この際、政治的な変動や外部からの圧力に耐えうる平和の枠組みを確立する必要性を強調する演説を行った [1]。
演説の中で李大統領は、「6・15南北共同宣言」をこの地域の歴史的な転換点として挙げた [1]。この宣言から26年が経過したことに言及し [3]、永続的な安定を実現するために、当時の合意の精神を継承していく意向を示した。
聖座(バチカン)の施設を訪問したことは、ソフトパワーを用いて南北間の溝を埋めようとする戦略を裏付けるものである。6・15宣言に言及することで、李大統領は現政権の目標を、これまでの南北外交と協力の遺産に結びつけようとしている [1]。
当局者は、今回の訪問は、東アジアの安全保障動向に国際社会が引き続き関与し続けるようにするための広範な取り組みの一環であると述べた。この特別ミサは、持続可能な平和体制が単なる政治的な目標ではなく、半島の人々にとって人道的な必然であることを李大統領が改めて表明する場となった [1]。
“朝鮮半島における持続可能な平和体制”
李大統領がローマで6・15南北共同宣言を強調したことは、過去の政権による対話政策を復活させようとする戦略的な転換を示唆している。宗教的な場を舞台に平和へのレトリックを展開することで、韓国の平和に向けた多国間的な道徳的合意を形成しようとしており、平壌への外交的アプローチを再開するための地ならしをしている可能性がある。



