NASAは、月探査ミッション「アルテミスIII」のクルーを発表し、パイロットとしてイタリア人宇宙飛行士のルカ・パルミターノ氏を指名した。
今回の選出は、月探査における国際協力の重要な節目となるものであり、月への帰還という重要な飛行任務にイタリア国民が起用されることになる。
ワシントンD.C.での記者会見で、NASA当局者は主要クルーが4名で構成されると述べた [1]。ランディ・ブレスニック氏が船長を務め、パルミターノ氏がパイロットを担当する [1]。さらに、ミッションスペシャリストとしてフランク・ルビオ氏とアンドレ・ダグラス氏が加わる [1]。また、ボブ・ハインズ氏が本ミッションの予備宇宙飛行士に指名された [1]。
パルミターノ氏は、自身のキャリアを支えてくれた機関と国家に感謝していると述べ、イタリアを自身の「打ち上げプラットフォーム(launch platform)」であると表現した [1]。
パルミターノ氏は「Sono onorato del ruolo(この役割を担い、光栄に思う)」と語った [1]。
この発表は、アルテミス計画における米国とその国際的な同盟国との戦略的パートナーシップを強調するものだ。異なる宇宙機関から経験豊富な宇宙飛行士を統合することで、月面に持続可能な人類の拠点を構築することを目指している。
パルミターノ氏の任命は、欧州宇宙機関(ESA)の技術的貢献と、イタリアによる宇宙探査への具体的な投資を反映している。パイロットの役割は、宇宙船の操縦に必要な複雑な操作や、月面への降下調整を行う上で不可欠である。
“「L’Italia è la mia piattaforma di lancio(イタリアは私の打ち上げプラットフォームだ)」”
ルカ・パルミターノ氏のパイロット起用は、アルテミス計画がより包括的で多国籍なクルー構成へと移行していることを示している。イタリア人宇宙飛行士を主要なリーダーシップ役に含めることで、NASAは欧州のパートナーとの外交的・技術的絆を強化しており、月への帰還という取り組みが米国の単独成果ではなく、世界的な共同事業であることを確実にしている。





