選挙管理委員会は2024年6月9日、マディヤ・プラデーシュ州における国民会議派候補のミーナクシ・ナタラジャン氏のラージヤ・サバ(上院)立候補書類を却下した [1]

この決定は、極めて重要な選挙戦において野党にとって大きな障害となる。主要候補者が投票名簿から除外されたことで、議会上院におけるマディヤ・プラデーシュ州の代表権を巡る構図が変わる可能性がある。

当局によると、却下の理由は、ナタラジャン氏が選挙宣誓書の中で法的事件の詳細を隠蔽していたためだという [2]。これに対し国民会議派は、問題となっている件は単なる「理由説明通知(show-cause notice)」に過ぎず、裁判所で認知可能な段階に達していなかったと主張し、この判断に異議を唱えている [3]

この決定に対し、匿名を条件に取材に応じた国民会議派の報道官は、今回の却下は「民主主義に対する白昼の強盗」であると述べた [1]。同党はその後、選挙管理委員会に緊急審理を求め、決定から30分以内の再審査を要請した [3]

州内の政治情勢は依然として与党に大きく傾いている。BJP(インド人民党)は、定数230議席のマディヤ・プラデーシュ州議会において164議席を保持している [4]。今回の選挙で勝利を確実にするには、候補者は58票を必要とする [4]

この行政上の措置は、ラージヤ・サバ選挙が行われる州議会の緊張した雰囲気の中で下された。国民会議派は、ナタラジャン氏に前科はなく、当局の主張は根拠がないと主張している [3]

「今回の却下は『民主主義に対する白昼の強盗』である」

ナタラジャン氏の立候補却下は、宣誓書の開示を巡る国民会議派と選挙当局との間の摩擦を浮き彫りにした。BJPが州議会で164議席という圧倒的な多数を占めているため、野党が議席を確保できるかどうかは、立候補の法的妥当性と、行政決定に対して法廷で争う能力に大きく依存することになる。