Mercedes-Benzは2026年6月15日、インドでフェイスリフト版の2026年型Sクラスを発売し [1]、同社のフラッグシップセダンとして初のプラグインハイブリッド(PHEV)パワートレインを導入した。
この動きは、インドの高級車市場が高端電動車へとシフトしていることを示している。S 450 e Launch Editionを導入することで、同社はBMW 7シリーズとの競争力を高めると同時に、電動ラグジュアリーポートフォリオの拡大を目指す。
新型PHEV Sクラスの価格は2.20億ルピーから2.38億ルピーの間で設定されている [2], [3]。S 450 e Launch Editionは、電気のみで約100kmの走行距離を実現している [4]。
車両の予約は発売当日から開始された。Mercedes-Benzは、ディワリの時期に合わせ、2026年第4四半期に納車を予定している [5]。
Mercedes-Benz IndiaのMD兼CEOであるSantosh Iyer氏は、同社の現在の市場ポジションについて、「第1四半期に成長した唯一のラグジュアリーブランドはメルセデスだった」と述べた [6]。
今回の発売は、同社の「Make in India」ローカライゼーション計画を支援する広範な戦略的取り組みの一環である。Mercedes-Benzは2027年までにSクラスの完全現地化を目指している [4]。この取り組みは、輸入への依存度を下げ、インド市場向けのサプライチェーンを最適化することを目的としている。
2026年モデルのフェイスリフトでは、スタイリングの刷新とテクノロジーの強化が図られ、ラグジュアリーセダンの基準としてのSクラスの地位を維持している。プラグインハイブリッドシステムの統合により、オーナーは都市部での通勤に電気を利用しつつ、長距離走行には内燃機関の航続距離を維持することが可能となった。
“「第1四半期に成長した唯一のラグジュアリーブランドはメルセデスだった」”
プラグインハイブリッドSクラスの導入は、消費者が電動化へ移行しつつも、依然としてハイブリッドシステムの汎用性を必要としているインドの高級車市場の過渡期を反映している。2027年の完全現地化目標とこの発売を組み合わせることで、Mercedes-Benzは輸入税や不安定な輸送コストへのリスクを回避しつつ、PHEVラグジュアリーセグメントにおける先駆者としての優位性を確保しようとしている。



