メキシコと韓国の市民の間で、サッカーと共通のポップカルチャーへの関心を根源とする文化的な友情、すなわち「エルマナダ(hermandad/兄弟愛)」が深まっている [1, 2]。
この関係は、たった一つのスポーツイベントが、数千マイル離れた二国間の長期的な外交的・社会的親善に火を付けることができるという好例を示している。この絆は、ファン主導の現象から、ビジネスやメディアを巻き込んだより広範なつながりへと進化した [1, 2]。
この結びつきは、ロシアで開催された2018年FIFAワールドカップの際に始まった [1]。同大会において、韓国がドイツを2-0で破った [1]。この結果がメキシコにとって決定的に重要であり、これによりメキシコ代表のラウンド16進出が可能となったためである [1]。
試合後、メキシコのファンは韓国人に対し感謝の意を表し始めた。この感情はメキシコシティの街頭や、その後のワールドカップ開催時にも持続している [1]。街頭インタビューに応じたあるメキシコ人ファンは、「¡Coreano, hermano, ya eres mexicano!(韓国人の兄弟よ、君はもうメキシコ人だ!)」と語った [1]。
サッカーのピッチを越えて、この関係はメキシコにおける韓国輸出製品の人気の高さによってさらに強化されている [1]。K-popや韓国ドラマへの関心が、両国民の間の文化的な架け橋となった [1]。こうした社会的な結びつきは、メキシコ国内で拡大する韓国企業の存在感と並行して存在している [1, 2]。
この絆は、当初はスポーツ上の利害が一致したことから始まったが、現在は心からの相互親近感へと移行している。エンターテインメントへの共通の熱狂と経済協力が、両国間の連携をさらに強め続けている [1, 2]。
“「¡Coreano, hermano, ya eres mexicano!」”
この「エルマナダ」は、「ソフトパワー」とスポーツ外交の力を物語っている。2018年の幸運な試合結果に、世界的な「韓流(Hallyu)」の台頭と戦略的な経済投資を組み合わせることで、韓国とメキシコは伝統的な外交ルートを超えた草の根のつながりを構築した。


